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スウェーデン 2 地点への小型カメラの設置

1 月 16 日から 22 日にかけて、プロジェクトメンバーの小川(国立極地研究所)がスウェーデンのキルナ(Kiruna)とチャウジャス(Tjautjas)に全天小型カメラ群を設置してきました。今年の春(3月)に実施予定の、あらせ(ERG)衛星と北欧地上観測機器とのキャンペーン観測の強化を意図しています。

チャウジャスは、キルナから約 140 km 南に位置する小さな町で、そこにスウェーデン宇宙物理研究所(IRF)が設置・運用している ALIS ドームの中に、今回小型カメラ群を置かせて頂きました。来年度には、ALIS ドームをもう1つ設置し、100 Hz の EMCCD 全天観測が行われる予定です。一方、キルナでは IRF の建物内のドームを使わせて頂いています。トロムソやソダンキラ、ケボなどでの基盤 S 用光学観測と組み合わせて、広い視野での脈動オーロラ観測を心待ちにしています。

リアルタイムの画像はここで見ることができます。(小川)


チャウジャスのALISドームの外観


チャウジャスのALISドーム


チャウジャスALISドームまでの雪道。ソリに機材を載せて運びました。


全天小型カメラ群システム一式が入ったスーツケース。


チャウジャスに設置した全天小型カメラ群。


チャウジャスALISドーム内で、全天小型カメラ群を動かすシステムのチェック。


IRFキルナ内のドームに設置した全天小型カメラ群。


チャウジャスのALISカメラの重量バランスを考えて取り付けた斧。全天小型カメラ群を今回取り付けたALISカメラが、スムーズに動くために急遽必要でした。


チャウジャスとキルナへの全天小型カメラ群の設置にご協力頂いた IRF スタッフとの集合写真(左が Lars-Goranさん、中央が Urbanさん)

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